material
私たちがつくる家は、完成したその日が「ゴール」ではありません。
住む人の暮らしに寄り添いながら、素材が時間とともに味わいを増し、愛着が深まっていく「育つ家」です。
木の色が深くなり、壁が少しずつ柔らかい風合いに変わる。
そんな小さな変化が、日々の暮らしを豊かに彩ります。
新築時の美しさだけを追い求めるのではなく、時間とともに「味わい」が深まっていく素材を選ぶことで、暮らしそのものが愛おしくなっていきます。
私たちは、そんな素材とともに「育てる家」をご提案しています。
選んでいるのは、目に見える質感だけでなく、
手ざわり・香り・空気感まで含めて“心地よさ”を届けてくれる素材たちです。
自然な調湿・脱臭機能をもち、光をやわらかく反射してくれる塗り壁です。
時間とともに微妙な表情を変えながら、空間に深みをもたらします。
節や木目も個性のひとつです。
素足で歩いたときの温もりや、使い込むことで深まる色合いも魅力です。
構造材・床材・造作家具など、適材適所で使い分けています。
オーストラリア発の高品質ペイントです。
顔料の重なりが生み出す奥行きのある色合いと、職人の手塗りによる豊かな表情が魅力です。
空間の質感や光の表情を、美しく引き立ててくれます。
時間とともに味わいを増す金属です。
ぬくもりある素材の中で、空間の印象を引き締めてくれます。
一つの素材だけではつくれない、空間の立体感や奥行きがあります。
異なる素材同士を掛け合わせることで、視覚的にも感覚的にも「心地よいバランス」が生まれます。
ここでは、私たちがよく取り入れる組み合わせの一例をご紹介します。
床や天井に使う無垢材のあたたかみと、壁面に使う漆喰のなめらかな質感が調和します。
それぞれの素材が引き立ち合い、落ち着いてやさしい印象の空間が生まれます。
手すりや照明などに鉄を取り入れると、空間にシャープな印象が加わります。
そこに無垢材のぬくもりを添えることで、硬質さがやわらぎ、ちょうどいいバランスが生まれます。
マットな石材の落ち着いた表情に、真鍮の光がアクセントになります。
洗面や玄関まわりなど、限られた場所に使うことで、空間に上質さとほどよい華やかさが加わります。
写真では「空気感」や「匂い」、「音の響き」が伝わりません。
実際の空間に入って、木の香りや漆喰の空気を感じていただくことが、
何よりも素材選びの第一歩です。
私たちは、そんな素材との相性も一緒に見つけていきたいと考えています。
ご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。